nito124です。

nito124の日記

不定期連載です。気が向いたらまた来てください。

CoCシナリオ 初詣

はじめに

推奨人数は2~3人です。難易度は中級程度。KP次第で時間制限を取っ払ってもいいと思います。KP難度は低め。テストプレイ時オフセで1時間半程度かかりました。

必須技能:「目星」 

推奨技能:「拳銃」「鍵開け」「応急手当」

シナリオ使用に関して
 リプレイの公開は媒体を問わず自由です。しかし、公開にあたってはシナリオ作者名「nito124]を必ず明記してください。
 また、セッション時の改変は自由ですが、改変後の再配布は不可とします。

プレイ後、感想などをコメントしていただけますと、小躍りしますのでよろしくお願いします。

 

導入

舞台は現代日本
快晴の中、探索者達は初詣に向かう。
境内前は出店が並び、人でごった返している。

ガヤガヤとにぎわっている、「鎌論神社」は遠い昔建立された施設である。
探索者は参拝の列に並んでいると、突如轟音と共に本殿が沈み始める。
そして穴は次第に膨張し、逃げる間もなく探索者達は巻き込まれる。
ここで、『幸運』ロール。
成功で「運よくやわらかい場所に落ちたようだ。」
着地した地面を調べる場合 「アイデア」ロール。
イデアロール成功時 
「それは崩落に巻き込まれた人間であった。既に息は無い。」SANC 0/1D4
失敗で「硬い場所に落ち、背中を強打した」1D4のダメージ。

 

★見渡して得られる情報
「参拝客のほとんどは身動きが取れない、または気絶している状態。」
「穴はおよそ3m。がれきに巻き込まれたけが人が多いように感じる」
「周りは空洞であり、何か空間があったように感じる。」
「周りは薄暗い 落ちた穴から太陽の光が指している」
「通信機器で確認しても、圏外になる。または電波が通じない。」
「時折、足元から地鳴りがする。地震だろうか?」

 

*KP情報
ここら辺はスキップしても構いません。

 

辺りを調べていると、探索者達の足が勝手に動き始め、どこかに誘導される。
そこは、がれきの山であった。目の前に場違いな井戸がポツンとある。井戸には蓋がされており、その上に本が置いてある。
そして不自然なケーブルが3本、井戸の奥へ伸びている。

移動中、脳内にテレパシーが響き渡る。

「いいか、我々には猶予がない。すぐに3つの封印装置を修復するのだ。急げ!」

正体不明の声を聴いた、または身体の自由を奪われた探索者達はSANC 0/1D2。
テレパシーは一方通行の為、こちらから話しかけることはできない。
探索者達の身体は井戸の前で止まり、蓋の上にメモが置いてある。
探索者達の身体はこれを勝手に読み始める。読み終わると次の人に渡す。

 

〇理解不能な言語で記された本
見たこともない文字で書かれている。探索者の意思に関係なく本を手に取ってしまう。本を開き読み始めると何故か読むべき箇所がわかり、すらすらと情報が入ってくる。
そして、以下の情報を記憶する。


1 「封印」の魔法 【MP1ポイント消費ごとに成功率20%アップ 基本成功率20%】
この呪文は封印装置の再起動にのみ効果がある。


2 「イス人との接触」 基本ルルブ参照


また、イス人が乗り移り半強制的に理解させられた為、読解する時間は極端に短い。

 

*KP情報
脳内に語りかけてきたのは、代々神主を務めてきた「偉大なるイス人」。
かれらは遠い昔日本に飛来し、「飛行するポリプ」をこの地に封じ込めた。
しかし、次第に封印装置のパワーが弱まってることを把握していなかった。
テレパシーを辞めた理由
イス人達は少しでも長く結界を維持するため、テレパシーを中断し探索者達に命運を託した、または探索者達が失敗した時の為、遠い未来へ逃げるための準備をしていたか。時を支配した種族には現代がどうなろうと種族の存続以外どうでもいいのかもしれない。
以上の理由から「イス人との接触」を探索中に使用したところで、無視されるか焦った様子で会話を打ち切られる。
「封印」は、イス人が創造した封印装置にのみ効果がある。他の場所で使用しても意味がない。

メモを読んだ後、身体の支配が解かれる。
RPは自由にどうぞ。
すると今歩いてきた道からふらふらと男がやってくる。頭から血を流しているのが見て分かる。
彼が探索者達の近くまで来ると、同じように本を読み、そのまま倒れる。
「応急手当」成功で会話可能。探索者達と同じ情報を得ている。
永田 信二 男性 30歳 公務員
STR 12 CON 13 POW 10 DEX 5 APP 8 SIZ 15 INT 13 EDU 17
SAN50幸運50アイデア65知識85 MP10耐久力 応急手当に準拠します(応急手当に失敗した場合のみ1)
目星65% 精神分析50% 組付き70% 持ち物:スマホ ハンカチ 折り畳み式ナイフ

「応急手当」成功時
「手当してくれてありがとう。ここはいったい?」
「私は田中。よろしく頼む。」
テレパシーの内容を確認する
「声か…あぁ、聞いたさ。どうやら、私たちがやらなきゃみたいですね…」
「あの魔法とやらで装置を直せばいいんだろ?なら、協力しようではないか。」

 

*KP情報
要はお助けNPC。彼に封印魔法を使わせても良い。
「応急手当」が失敗すると、出血により死亡。
「応急手当」に失敗した場合、田中自身の幸運を振ってもよい。
成功時のみ、耐久力1の状態で蘇生。

永田は基本的に温和で頼んだことは何でもやってくれます。

しかし、後述するエレベーターの出来事については、言動も含め、かなり荒々しい性格のNPCとして扱ってください。永田は生き残るためなら何でもします。

 

井戸から伸びるケーブル、または辺りを探索することで洞窟を発見。

 

*KP情報
ここからは時間制限が設けられる。

(例)12+1D3ターンの間に封印装置を3つ修復しなければ「飛行するポリプ」が復活し、全員ロスト。時間経過で様子を伝えてゆくのも良い。
全員が行動券を消費した時点で1ターン経過とする。
2ターン経過 何かが足元でうごめいている。言い知れぬ恐怖を感じる。
8ターン経過 小さな地鳴りが起き始め、洞窟の天井からパラパラと小石が降ってくる。
12ターン経過 突如揺れが大きくなる。崩落により洞窟にいること自体が危険であると感じ始める。時たま不気味な笛のような音が聞こえ始める。SANC 0/1D2 (井戸で聞き耳に成功した場合はSANC無し)
12+1D3ターン経過 完全に封印装置が壊れ、井戸方面から不快な鳴き声とともに何かが地中を突き破ったことがわかる。

 

★井戸
蓋がされている井戸。井戸の底からはかすかに鳴き声のような音が聞こえる。
先ほど読んだ本は蓋の上に置かれている。
井戸に「聞き耳」で「吐き気を催すような笛のような音」が聞こえる。
異質すぎる音を聞き、吐き気を催した探索者はSANC 0/1D3
□本
タイトルは記されてない。先ほどまではスラスラ解読できたが、現在はまったく理解不能である。
□ケーブル
井戸から3本接続されている。ケーブルはそれぞれ洞窟に向かっている。
「電子工学」で装置にパワーを供給する為のものである。


★洞窟について
真っ暗闇で何も見えない。奥が見えず、どこまでも続くような感覚に襲われる。
井戸からケーブルが伸びている。
ケーブルに沿って歩けば封印装置にたどり着くであろう。
洞窟には明かりをつけて探索するのがベスト。探索者達が明かりを持ち合わせていない場合、田中が持っている。
明かりをつけると、洞窟を利用した施設であることがわかる。
封印装置は洞穴の奥深くに位置してる。
封印装置は「目星」で探索可能。「目星」で探索するには1ターンかかる。
明かりをつけてない場合、「目星」の成功値からー20%で探索可能。
洞窟の探索には以上の条件が当てはまる。

 

★右の洞窟
奥からは腐敗臭と「目星」成功時、「衰弱した飛行するポリプ」と遭遇する。その後、封印装置を発見。
「聞き耳」を使用すると、弱弱しい不気味な笛のような音が聞こえる。
匂いは洞窟中に漂っているため、具体的な位置はわからない。
〇衰弱した飛行するポリプ
ケーブルをたどっていくと、突如かなり近くで吐き気を催すような不気味な声がした。その声は弱弱しく、慟哭のようであった。探索者が声の主を探すと、薄暗い中に冒涜的な、大きな肉塊の頂点にまばらな目玉が付いた半ポリプ状の奇怪な生物が横たわっていた。その生き物は顔と呼ぶべき部位は見当たらず、目は全て白目を向き、縦に開いた口、横に開いた口、両方から途切れ途切れ呼吸をしているらしい。
このバケモノは大量の液体をその肉塊から流しており、その目は白目を向いている。
辺りには悪臭が漂い、見た限りぐったりとしている。どうやらかなり弱っているらしい。
そしてそれは動くことができないのか、横たわりながらも、あきらかに敵意をむき出しにした白目をこちらに向け半ポリプ状の肉塊を震わせながら、ところどころ千切れている触手をこちらに振りかざしてきた!

「飛行するポリプ」を見た探索者はSANC 1D3 /1D20 。
「衰弱した飛行するポリプ」との戦闘
基本ルルブP187を参照

けがの為耐久力が減少し、突風を起こせる状態ではないため触手のみ攻撃可能。

耐久力は15以上が目安。

横たわっていっているためDEXはほとんどゼロ。

*KP情報

「衰弱した飛行するポリプ」の能力値は自由に決めてください。難易度を高くしたければ耐久力を上げるなど、KPの裁量にお任せします。


「イス人との接触」を探索者が使用した場合。
真ん中の洞窟に電撃銃があることを教えてくれる。また、「盲目のもの」には物理攻撃が通用しないことを教えてくれる。
撃退で封印装置の修理可能。

*KP情報
「衰弱した飛行するポリプ」は、なんらかの原因(封印装置の故障)で地下空間に出たものの、結界を通り抜けたことにより衰弱し、水道管を破損させた後、洞窟で休憩していた。
結界がかなり弱ってる事を察知した怪物は最後の力を振り絞り暴風を引き起こす。地面を崩落させ、封印装置を故障寸前まで追い込んだ。結果、結界の修理すべきイス人の対応を遅らせた。

 

★左の洞窟
奥から水の流れる音がする。
明かりをつけると水道管が天井を通ってることがわかる。
「目星」で封印装置と隣には小屋を発見する。
〇小屋
中には机とイスが置いてある。
机の上には手記が記されている。
△手記
理解不能な言語で記されている。
「アイデア」で井戸にあった本と同じ言語で記されていることに気づく。
「イス人との接触」を使用した場合、それは「電撃銃」の取扱説明書であることを教えてくれる。拳銃技能+20%


★真ん中の洞窟
特になし。
奥にはかつてイス人達が使用していた痕跡のある施設。
そこには封印装置に関する重要なものが存在すると、なんとなく感じる。
「目星」により、壁にドアを発見する。
ケーブルも壁の中に通じている。
〇ドア
ドアを開けると左右の分かれ道がある。
左の道
エレベーターの扉がある。
〇エレベーター
階数を示すランプは1階。明かりがついてることからおそらく使用できるであろう。
SIZ関係なく3人乗るとブザーが鳴る。

エレベーターを呼ぶには1ターン要する。

 

*KP情報
イス人達は頻繁にこのエリアに足を踏み入れることは無いため、このような作りになった。


右の道
何かを管理していたような空間に出る。そこには長机と6脚のイス、そしてロッカーがある。
〇長机
机の上に見たこともないモノが置いてある。
「アイデア」または「イス人との接触」でそれは電撃銃、つまり武器であることがわかる。

「電撃銃」

基本ルルブp197参照
基本成功値30%(拳銃技能で補正〇)
最大で32発分のエネルギー弾を込められ、強力な電気ショックを与えられる銃。

装填に1ラウンド消費。
エネルギー1発分で1d10のダメージが与えられます。
一回撃つのに何発分のエネルギーを込めてもよいですが、4発を超えるごとに5%ずつ銃が焼き切れるリスクあり。
例)12発分のエネルギーで撃つ→ダメージ12d10の後、40%の確率で銃は焼き切れて使えなくなる。
〇ロッカー

全てのロッカーに鍵がかかってるようだ。
「鍵開け」で電撃銃とエネルギーパックを発見。
電撃銃 残弾6発
エネルギーパック6発分を獲得。 
〇イス
ごく普通のイスである。

 

△全ての封印装置を時間内に直した場合
→Good Endへ

△探索中に時間制限を超えた場合
「飛行するポリプ」が井戸の真下から復活する。彼らは穴の中にいる人々を触手で食らい、本来の力を取り戻しつつある。
そして、不気味な笛の音と共に探索者達の方へ向かい始める。
探索者達は吐き気を催す笛のような鳴き声が迫ってることに気づく。
「飛行するポリプ」との戦闘。
飛行するポリプ
基本ルルブP187を参照

→Bad End
ここで、エレベーターに向かって走り出すことも可能
エレベーターまでおよそ20m。
突風を耐え忍び、エレベーターまで到達した場合、
→Normal End1 またはNormal End2へ。

 

△真ん中の洞窟探索中に時間制限を超えた場合。
「飛行するポリプ」が井戸の真下から復活する。それは一目散にこちらへ向かってくる。
探索者達は吐き気を催す笛のような鳴き声が迫るのを感じる。
懸命な探索者はエレベーターに乗るだろう。しかし、このエレベーターは2人乗り。
3人目が乗った時点でブザーが鳴り、エレベーターは動かなくなる。
エレベーターに乗れた場合→Normal End1
エレベーターに乗れなかった場合→Normal End2
なお、飛行するポリプが到達するまでに2ターンかかる。

 

*KP情報
エレベーターの奪い合いでは、永田は真っ先に下ろされるだろう。
もし探索者が3人以上いる場合、エレベーター前でSTR対抗し、押し出しても良い。話し合いにより解決しても良いだろう。あるいは、まともな精神状態ではない探索者を置いてゆくのも方法の一つである。KPの裁量にお任せします。
今回修理する封印装置は「飛行するポリプ」を閉じ込める装置の一部であり、井戸から出た時点で飛行するポリプになんの影響も与えられないだろう。
井戸から飛行するポリプが出た時点で、イス人達は逃げる準備を始める。

 

□END集

 

Good End
最後の封印装置を修理し終えると、脳内にまたあの声がする。
「よくやった!これで我々は避難しなくてすむ!君たち人類も中々やるな!」
「これで君たちの役割は終わりだ。しばらく眠ってもらうよ。」
気が付くとそこは病院のベットの上であった。
どうやら、水道管の破裂による地盤沈下により引き起こされた事故に巻き込まれたようだ。
新年の始まりに嫌な事故にあったからか、または時々かすかに耳に鳴り響くあの不気味な笛の音の影響か、探索者は陰鬱な1年を過ごすであろう。
【成功報酬】
SAN回復 1D6
田中生存 1D4
電撃銃を発見 1D3
電撃銃の取扱説明書を読んだ 1D3
「イス人との接触
「封印」は忘却してしまう。
電撃銃は「幸運」成功で持ち越せる。
「衰弱した飛行するポリプ」に遭遇 クトゥルフ神話技能+3%
「偉大なるイス人」と接触 クトゥルフ神話技能+3%
「イス人との接触」を使用した回数分 クトゥルフ神話技能+1

 

Normal End1
エレベーター内で、またあの声が響く。
「良く時間を稼いでくれた。」
「残りの封印装置は我々が直す。」
「協力に感謝するぞ、人間。」
「だが、君たちは信用できない。もしかしたら脅威になるかもしれない。」
「我々の存在を忘れてもらうよ。」
目を覚ますとあなたは病院のベットに横たわっていた。
どうやら神社の事故に巻き込まれたらしい。
事故当時の記憶はほとんどなく、覚えているのは不気味な笛のような音のみである。
あなたはだんだんと日常へ戻っていくだろう。
SAN回復1D6
田中生存1D4
所持品、呪文はすべてロスト。

 

Normal End2
エレベーターは無情にも上昇していく。
あなたは絶望を感じるとともに、強烈な突風に巻き込まれる。
壁に身体をぶつけ、途轍もない暴風と共にあなたは死にいたる。
ロスト。

 

Bad End
井戸の真下から大きな肉塊が勢いよく噴出する。それらは手当たり次第に人間を食らい、あたかも本来の力を取り戻したかのようにその肉塊を震わしている。
君らはそれを止めるしかない。
例え命が惜しくとも。
ロスト

 

*KP情報
Bad Endについて
いくら倒しても無限湧きします。よって、戦闘を省いて強制ロストでも良いです。